本事業は、恵比寿エリアで営業中の焼肉店「焼肉ふかみ 恵比寿店」の造作・設備・営業権を買い取り、新ブランドとしてリニューアルオープンするものです。ゼロからの新規出店ではなく、既存店舗の設備(ロースター・ダクト・排煙設備・内装)をそのまま活用することで、初期投資を大幅に抑制しつつ、既存の顧客基盤・スタッフ・仕入先を継承します。
当社は令和3年の設立以来、飲食店経営を主軸に事業展開してまいりましたが、第4期(令和6年3月〜令和7年2月)決算において、営業損失 △1,384,085円を計上しました。売上高27,077,266円に対し販管費が18,489,668円と重く、本業ベースでの黒字化が構造的に困難な状況が続いています。
カフェ業態は客単価が低く(ランチ800〜1,200円)、回転率で売上を稼ぐモデルですが、人件費・家賃等の固定費を吸収するには現在の売上規模では不十分です。販管費率68.3%は業界平均(55〜60%)を大幅に超過しており、売上の微増では解決できない構造問題を抱えています。
日本の焼肉市場はコロナ禍からの完全回復を遂げ、以下のトレンドが顕著です。
カフェ事業の構造的赤字を解消するため、客単価3〜5倍の焼肉業態への転換を図ります。さらに、人材Aがまさにこの店舗(焼肉ふかみ恵比寿店)の元店長であり、顧客基盤・スタッフ関係・仕入先ルートがそのまま継承できます。既存設備(ロースター・ダクト・排煙・内装)を活用することで、新規出店と比較して初期投資を大幅に削減でき、開業初日から高い稼働率を見込めます。
| 商号 | RIC株式会社 |
| 法人番号 | 0104-01-162934 |
| 本店所在地 | 東京都港区新橋四丁目26番8号 |
| 設立日 | 令和3年9月28日 |
| 資本金 | 1,000万円(発行済株式200株) |
| 代表取締役 | 白川かえで(品川区大井一丁目31番1号) |
| 事業目的 | 飲食店経営 / プロデュース / FC事業 / 食品製造販売 / イベント企画 |
| 株主構成 | 同族100% |
| 事業状態 | 事業継続中(休業届・廃業届 未提出) |
| 顧問税理士 | 税理士法人Bricks&UK 金井恵子 |
| 決算期 | 第5期進行中(黒字見込み) |
| 科目 | 金額 | 構成比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 27,077,266 | 100.0% |
| 飲食売上 | 24,087,151 | 88.9% |
| 卸売売上 | 1,848,253 | 6.8% |
| デリバリー売上 | 1,141,862 | 4.2% |
| 売上原価 | 9,971,683 | 36.8% |
| 売上総利益 | 17,105,583 | 63.2% |
| 販売費及び一般管理費 | 18,489,668 | 68.3% |
| 営業損失 | △1,384,085 | △5.1% |
| 特別利益(債務免除益) | 12,987,417 | - |
| 当期純利益 | 11,696,484 | - |
△11,517,597円(約1,151万円)
新事業で利益が出た場合、繰越欠損金の控除により法人税負担を大幅に軽減可能。年間利益1,000万円でも当面法人税を大幅軽減となり、キャッシュフロー改善効果は極めて大きい。税務上の大きなアドバンテージとなります。
本事業の最大の競争優位は、恵比寿の著名焼肉店「焼肉ふかみ」で実戦経験を積んだ2名の即戦力人材です。特に人材Aは買取対象である焼肉ふかみ恵比寿店の元店長であり、同店の顧客・スタッフ・仕入先を熟知しています。
人材Aが買取対象店舗の元店長であることが、本スキームの最大の強みです。通常の店舗買取では「前オーナーの退場による顧客離れ」がリスクとなりますが、本件では実質的な運営者がそのまま残るため、顧客・スタッフ・仕入先の継続性が担保されます。人材Bの経営管理力と組み合わせることで、新ブランドへのスムーズな移行と同時に、経営の質的向上を実現します。
恵比寿エリアで営業中の焼肉ふかみ恵比寿店を造作・設備・営業権ごと買い取り、新ブランドとしてリニューアルオープンします。物件は賃貸(不動産購入なし)。既存の設備・内装を最大限活用しつつ、ブランドリニューアルに必要な改修のみを実施することで、投資効率を最大化します。
| 買取対象 | 焼肉ふかみ 恵比寿店の造作・設備・営業権 |
| 買取金額 | 4,000万円 |
| 物件形態 | 賃貸(既存賃貸借契約の承継) |
| 継承資産 | 無煙ロースター、排煙ダクト、厨房設備、内装、冷蔵・冷凍庫、テーブル・椅子等 |
| 継承する無形資産 | 営業権、顧客リスト、仕入先取引関係、スタッフとの関係性 |
| 新ブランド | 焼肉ふかみの名称は使用せず、新ブランドとして展開 |
| ターゲット | 高感度層、デート・記念日、接待、インバウンド |
| メニュー | 価格(税込) | ターゲット |
|---|---|---|
| 焼肉ランチ定食(カルビ/ロース) | 1,500円 | 近隣ビジネスパーソン |
| ハラミ定食 | 1,800円 | ビジネスパーソン |
| 特選盛りランチ | 2,200円 | ちょっと贅沢したい層 |
| 1人焼肉セット(カウンター席) | 1,300円 | 1人客・回転重視 |
| メニュー | 価格(税込) | 想定客単価 |
|---|---|---|
| 単品オーダー(カルビ/ロース/ハラミ/タン等) | 880〜3,980円 | 5,000〜7,000円 |
| スタンダードコース(全8品) | 6,800円 | 8,000円(飲物込) |
| プレミアムコース(全10品・希少部位含む) | 10,800円 | 13,000円(飲物込) |
| 記念日コース(シャンパン付) | 15,000円 | 18,000円 |
| 飲み放題プラン | 2,200円 | - |
焼肉173で8年間築いた仕入れルート・品質基準をそのまま活用。A4〜A5ランクの和牛を安定的に仕入れ、カット技術もふかみ水準を維持。新ブランドとして「焼肉ふかみを超える品質」を目指します。
AIレジ・POSシステムを導入し、曜日別・時間帯別の売上データ、メニュー別原価率、廃棄率をリアルタイムで分析。仕入れの最適化と廃棄ロス削減により、原価率30〜33%を実現。
Instagram・TikTokを活用した集客。リニューアルオープンのストーリーを発信し、新ブランドへの期待感を醸成。既存の焼肉ふかみファンへの認知転換も実施。
| 項目 | 内容 | 金額 |
|---|---|---|
| 店舗買取 | ||
| 造作・設備 | ロースター、ダクト、排煙設備、厨房設備、冷蔵庫、テーブル・椅子等 | (買取金額に含む) |
| 営業権 | 顧客基盤、立地の営業実績、ブランド価値 | (買取金額に含む) |
| 買取金額合計 | 40,000,000 | |
| リニューアル工事 | ||
| 内装改修 | ブランドイメージに合わせた壁面・照明・サインの変更 | 3,000,000〜6,000,000 |
| 外装・看板 | 新ブランドのファサード、サインボード | 1,000,000〜2,000,000 |
| AI-POSシステム | AIレジ、オーダーシステム、在庫管理連携 | 1,000,000〜2,000,000 |
| リニューアル小計 | 5,000,000〜10,000,000 | |
| 運転資金・販促 | ||
| 運転資金 | 3ヶ月分(人件費・家賃・仕入れ・光熱費) | 5,000,000 |
| 広告販促費 | SNSプロモーション、Web制作、グランドオープンイベント | 2,000,000 |
| 運転資金・販促小計 | 7,000,000 | |
| 投資総額 | 52,000,000〜57,000,000 | |
恵比寿エリアで焼肉店を新規出店する場合、内装工事(ロースター・ダクト・排煙)だけで1,500〜2,000万円が必要です。買取スキームでは設備をそのまま活用するため、この費用が不要となり、結果的に買取金額4,000万円は設備の時価評価と営業権を含めて合理的な水準です。さらに、開業初日から売上が立つことで、新規出店で通常3〜6ヶ月かかる立ち上げ期間のキャッシュアウトを回避できます。
| 調達手段 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 新事業進出補助金 | 最大 25,000,000 | 補助率2/3(賃金引上げ特例) |
| 渋谷区 Local Street Project | 2,500,000 | 店舗開業支援(補助率4/5) |
| デジタル化AI補助金 | 最大 3,500,000 | AI-POS導入費用 |
| 日本政策金融公庫 融資 | 20,000,000〜30,000,000 | 新規開業資金(無担保枠あり) |
| 自己資金 | 4,000,000 | 第5期利益+流動資産より |
| 調達合計 | 55,000,000〜65,000,000 | 投資総額5,200〜5,700万を十分にカバー |
| 項目 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 |
|---|---|---|---|---|---|
| 月商目標 | 5,500千円 | 6,200千円 | 7,000千円 | 7,500千円 | 8,000千円 |
| 年間売上 | 66,000千円 | 74,400千円 | 84,000千円 | 90,000千円 | 96,000千円 |
| 原価(30%) | 19,800千円 | 22,320千円 | 25,200千円 | 27,000千円 | 28,800千円 |
| 人件費 | 15,600千円 | 16,800千円 | 18,000千円 | 19,200千円 | 20,400千円 |
| 家賃 | 9,600千円 | 9,600千円 | 9,600千円 | 9,600千円 | 9,600千円 |
| その他経費 | 8,400千円 | 9,000千円 | 9,600千円 | 10,200千円 | 10,800千円 |
| 営業利益 | 12,600千円 | 16,680千円 | 21,600千円 | 24,000千円 | 26,400千円 |
| 営業利益率 | 19.1% | 22.4% | 25.7% | 26.7% | 27.5% |
| 法人税等 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
※ 法人税0円: 繰越欠損金約1,151万円により、5年間の累計営業利益は欠損金残高の範囲内。中小法人のため所得の100%控除が可能。
※ 家賃80万円/月で想定。席数20〜25席。客単価: ランチ1,800円 / ディナー8,000円。
恵比寿店: 月商 約480万円(1日平均 約17.8万円 / ディナー客単価8,000円で約22組/日)
初月から既存顧客基盤があるため、損益分岐点の早期突破が見込めます。
| 時期 | マイルストーン | 詳細 |
|---|---|---|
| 2026年4月 | 準備フェーズ | GビズID申請、認定支援機関選定、買取条件交渉開始、デューデリジェンス |
| 2026年5月 | 補助金申請準備 | 事業計画書最終化、認定支援機関との確認書取得、デジタル化AI補助金申請(5/12締切)、渋谷区Local Street Project申請 |
| 2026年5-6月 | 新事業進出補助金申請 | 電子申請(5/19〜6/19)、買取契約の基本合意書締結 |
| 2026年7-8月 | 採択結果・買取実行 | 採択通知、交付申請、買取契約締結・実行、賃貸借契約承継 |
| 2026年9-10月 | リニューアル工事 | 内装改修(ブランド変更に伴う最小限の工事)、AI-POS導入、新メニュー最終化 |
| 2026年11月 | 開業準備 | スタッフ体制確認・研修、試食会、SNSでの新ブランド告知 |
| 2026年12月 | グランドオープン | 忘年会シーズンに合わせたリニューアルオープン。既存顧客への優先案内 |
| 2027年1-3月 | 安定化フェーズ | オペレーション最適化、新規顧客獲得、リピーター施策開始 |
| 2027年4月〜 | 成長フェーズ | 月商目標達成に向けた販促強化、2号店検討開始 |
RIC株式会社 事業計画書 | 作成日: 2026年4月13日 | 更新: 2026年4月15日
本資料は機密情報を含みます。第三者への開示はご遠慮ください。